3Mix-MP法とはこんな治療法です。
健康雑誌、週刊誌、新聞、TVなどのメディアが3Mix-MP法をとりあげてくれたおかげで、3Mix-MP法は、一般国民に広く知られるようになりました。それによって、歯の治療では、「歯を簡単に削ったり抜歯したりしなくてもいいんだ」という事を国民が知ったことは、大きな成果だと感じています。
一方、3Mix-MP法が、必ずしも正確に報道されていない点もあります。その為、ここに正確な3Mix-MP法とはどんなものかを記載する必要性を感じ、このサイトを見て、国民がより正確に3Mix-MP法を理解して下さることを願って止みません。
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3Mix-MP法は「むし歯治療法」と報道されているが、そうではありません。
3Mix-MP法は「抗菌剤を使って病巣を無菌化する治療法で、無菌化された病巣は治ることを邪魔するものが無くなるので、組織修復が起こる。」という概念の治療法です。こういう考えは、むし歯治療に限らず、全ての疾患(=細菌が原因で起こる病気)に共通して言えることです。従って、3Mix-MP法は口の中で見られるほとんど全ての病気を治す治療法と理解していただきたい。
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3Mix-MP法の位置づけ |
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薬で病原菌を殺菌して、病気を治す手段は、一般内科では当然なこととして行われています。これまでの歯科では、無菌化を指向していないか、あっても不十分であった、つまり削って無菌化を図っても完全な無菌化の実現は難しかったと言えます。
内科医と同じ手段で治す歯科治療法なので、内科的歯科治療と命名しました。その内容は、病巣を無菌化し、生体レベルの組織修復を図るということなので、病巣無菌化組織修復療法と言われています(星野悦郎ほか:嫌気性菌とCariology(7)う蝕病巣無菌化の試みーin vitro 実験-,日歯保誌,30:76, 1987.)。
病巣を無菌化する手段は、3Mix-MPだけとは限りません(他の手段は,まだ発見されていませんが・・・)。よって、3Mix-MP法は病巣無菌化組織修復療法の一つと、私達は認識しています。
そして、3Mix-MP法において、むし歯-歯髄炎治療を「Save pulp療法」、感染根管治療を「NIET」、歯周病の治療を「SPP療法」等々と呼んでいます。
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3Mix-MP法のいろいろな治療に共通して言える特徴
1. 歯がぐらぐらで抜けそうでない限り、3Mix-MP法の治療ができます。 |
2. 3Mix-MP法の適応に、年齢、体調は関係ありません。 |
3. 麻酔注射は、必要ありません。 |
4. 3Mix-MP法に使用する薬剤にアレルギーがないか確かめて、薬を使います。 |
5. 3Mix-MPの薬は、1回の治療で無菌化を実現します。 |
6. 歯冠修復(充填物,冠)は、接着技術を用います。 |
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しかし、3Mix-MP法では、抗菌剤を使用することから、次のことを戒めています。 |
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1. 従来の治療法でも十分治せる症例にむやみに使用してはならない。 |
2. 使用薬剤にアレルギーが無いことを確認できなかったら使用しない。 |
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以上の記載内容は、3Mix-MP法をマスターした歯科医師において実現できるものです。
3Mix-MP法が普及し始めて時間は経っていませんので、全国で10名ほどの歯科医師しか3Mix-MP法をマスターしていません。
勉強中の歯科医が多いので、患者さん達のご協力をお願いいたします。歯科医師側も、ボランティア精神で治療することを誓っておりますので。
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